CATEGORY:村田銃負革

2012年06月24日

18年式村田銃の負革製作 その2

18年式村田銃の負革製作その2です。


前回では塗装までの作業を紹介しましたが、遊革の製作作業を掲載し忘れていましたので、ここで紹介します。
18年式村田銃の負革製作 その2
複製品によく見られる遊革には、このように革と革の合わせ面が重なり合っている部分が分厚くなってしまって、非常に野暮ったいのでこの合わせ面の革を漉(す)いていきます。

18年式村田銃の負革製作 その2
漉き専用工具もありますが、私は通常使いの革包丁を使用して革を薄く削っていきます。このほうが(多分)早くて綺麗です。

18年式村田銃の負革製作 その2
薄く斜めにカットされているのがお分かりでしょうか?この作業を両端の裏表に施します。

18年式村田銃の負革製作 その2
漉いた遊革を合わせたところ。これで実物どおりの仕上げになります。今回の村田銃用の負革には遊革が3個必要です。

18年式村田銃の負革製作 その2
さて、これでやっと「その1」からの続きとなりまして、塗装の終了したベルトに各部穴あけ作業をしていきます。これが一番楽しい♪

18年式村田銃の負革製作 その2
作業はつづいて、ベルトにペースト状の塗料を塗って「渋み」を出します。

18年式村田銃の負革製作 その2
ペースト染料塗布完了。上が作業済みで下が未処理のもの。全く雰囲気が違いますよね。

18年式村田銃の負革製作 その2
次に遊革の革の合わせ面を縫うための穴あけ作業を行います。このような工具で穴を開けます。

18年式村田銃の負革製作 その2
縫い穴の空いた遊革を縫って行きます。

18年式村田銃の負革製作 その2
3個製作した遊革のうち、1個はベルト本体に縫付ます。つづみボタンを使用しない村田銃用負革の最大の特徴です。

18年式村田銃の負革製作 その2
こんな感じに仕上がります。

18年式村田銃の負革製作 その2
最後に仕上げ用オイルを塗って完成です。

「その3」へつづく。




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Posted by でくの房  at 22:27 │Comments(0)村田銃負革

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