CATEGORY:弾薬盒
2013年09月20日
前盒の試作 その3
その2の続きです。
その3以降では革の切削加工を紹介していきたいと思います。
切削編1:蓋の切り出し
まずはいつもの画像を。
上記画像内、前盒の蓋を構成する③、④、⑤、⑦のパーツを切り出しします。
⑤のパーツ「蓋止革」を切り出します。このパーツは多脂牛革を使用します。
型紙がずれないように錘を載せてキリで全体を軽くケガいていきます。↑
ケガき終わったら、曲線も切り出し可能な革用ナイフで切り出していきます。
次に⑦「?」のパーツを切り出します。このパーツは本来堅牛革を使用しなければならないのですが、加工の問題上、多脂牛革に変更しました。
こちらも、曲線部が多いのでナイフで切り出します。
③「蓋」のパーツを切り出します。これは堅牛革を使用します。
型紙通りにケガいたら・・・
ここで、堅牛革に水を含ませます。
今回入手した堅牛革は非常に堅く、切削加工に手間取るので、このように水を含ませて柔らかくします。
堅牛革を柔らかくしたところで、革包丁で切り出していきます。4ミリと厚みがあるので、2、3回刃を入れていきます。
続いて、目打ちで縫い穴を開けていきます。
切り出しと穴あけが完了。
つづいて登場するのがこちら。冶具を製作しました。
蓋のパーツは「コ」の字型に形成されています。上記画像のものは以前に多脂牛革で製作したもので、このような形状に正確に型出ししていく必要があると考え、(面倒くさいけど)試験的に冶具を製作したのでした。
先ほどの水を含んだ堅牛革を柔らかいうちに木型にはめ込んでいきます。
上からもう一方の木型をグイと押し込んでいきます。
さらにクランプでしっかりと押さえこんでいきます。
木型に挟まれた堅牛革はこのようになっています。
この状態で、半日ほど乾くのを待ちます。
・・・さて、乾いた頃愛を見て木型を外してみます。
ゆっくりと慎重に、オス側を外していきます。
しっかりと「コ」の字型に出ています。・・・う~ん、ちょっとカクカクしすぎたかな?
⑦のパーツがこのように合わさります。まずまずの結果です。
その4へつづく。
その3以降では革の切削加工を紹介していきたいと思います。
切削編1:蓋の切り出し
まずはいつもの画像を。
上記画像内、前盒の蓋を構成する③、④、⑤、⑦のパーツを切り出しします。
⑤のパーツ「蓋止革」を切り出します。このパーツは多脂牛革を使用します。
型紙がずれないように錘を載せてキリで全体を軽くケガいていきます。↑
ケガき終わったら、曲線も切り出し可能な革用ナイフで切り出していきます。
次に⑦「?」のパーツを切り出します。このパーツは本来堅牛革を使用しなければならないのですが、加工の問題上、多脂牛革に変更しました。
こちらも、曲線部が多いのでナイフで切り出します。
③「蓋」のパーツを切り出します。これは堅牛革を使用します。
型紙通りにケガいたら・・・
ここで、堅牛革に水を含ませます。
今回入手した堅牛革は非常に堅く、切削加工に手間取るので、このように水を含ませて柔らかくします。
堅牛革を柔らかくしたところで、革包丁で切り出していきます。4ミリと厚みがあるので、2、3回刃を入れていきます。
続いて、目打ちで縫い穴を開けていきます。
切り出しと穴あけが完了。
つづいて登場するのがこちら。冶具を製作しました。
蓋のパーツは「コ」の字型に形成されています。上記画像のものは以前に多脂牛革で製作したもので、このような形状に正確に型出ししていく必要があると考え、(面倒くさいけど)試験的に冶具を製作したのでした。
先ほどの水を含んだ堅牛革を柔らかいうちに木型にはめ込んでいきます。
上からもう一方の木型をグイと押し込んでいきます。
さらにクランプでしっかりと押さえこんでいきます。
木型に挟まれた堅牛革はこのようになっています。
この状態で、半日ほど乾くのを待ちます。
・・・さて、乾いた頃愛を見て木型を外してみます。
ゆっくりと慎重に、オス側を外していきます。
しっかりと「コ」の字型に出ています。・・・う~ん、ちょっとカクカクしすぎたかな?
⑦のパーツがこのように合わさります。まずまずの結果です。
その4へつづく。