CATEGORY:製作日記

2016年11月11日

ナスカンの続報2

さて、久々にまともな更新です。
お待たせしました、ナスカンの続報です。

まずは画像をどうぞ。







↑改正試作品が届いた翌日、早速地元業者さんにメッキ加工してもらいました。このバネ圧力も実物に近いものに合わせています(いちいち芸が細かいでしょ)。

と、今回の報告はここまで・・・・。ところでナスカンは鋳物業者さんが本体を作ります。バネ業者さんが内蔵スプリングとその組み込み加工をして下さいました。そして最後に残るは、メッキ業者さんの選定でした。

「どこかにこのようなものをメッキ加工して下さる業者さんはいないかな~、そろそろ業者さんを探さなきゃな」
と、ぼんやり考えていたと時のこと。

以前にも紹介しました木口君は、戦争体験をされた方々に多くの取材を行っていまして、某日、彼と二人で岡山市内在住のS様宅へ取材に行った時のことでした。


S様は今年96歳になられる非常に元気明朗な御方。編纂されたアルバムをめくりながら兵営内での生活、訓練、そして中国戦線での貴重なお話を聞かせていただきました。




十一年式軽機を構えるS様。撮影場所は岡山県最北部にある蒜山(ひるぜん)高原です。この写真は地元新聞の終戦70周年企画でも掲載されました。

2度目にS様宅へ訪問、お話をお聞きしていたところ、終戦後の話になりました。
「・・・メッキ屋を始めてね、自転車のライトの部品を1個メッキしただけで〇百円、ちょっとこうやっただけで、こんなに儲かる・・・」

「メッキ屋さん?あ、あのう、そのメッキ屋さんは今でも経営されているんでしょうか?」

「うん、私はねえ、そこの会長」

「え!?か、会長さんですか!あ、あの、僕のような者でもメッキのお願いができますか?」(←言わずもがな、ナスカンのことである)

「うん、何個?これ名刺ね。本当は個人の依頼は受けないんだけどね」

とまあ、こんな具合にメッキ業者さんとご縁が出来てしまい、黒メッキされたのが上のナスカンの画像なのである。

しかし、軽機射手であったS様が戦後70年を経て、どこぞの阿保ぼんが「ナスカンのメッキ加工をしてくれ」と、よもややって来ようとは夢にも思わなかったでしょう。

十一年式軽機はナスカンの形状が違うだろ、なんて無粋なツッコミは無しね(笑)

では次回は「軽機負い革」の製作報告をします。乞うご期待。

でくの房@セカンド木村





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Posted by でくの房  at 22:27 │Comments(0)製作日記

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