CATEGORY:製作日記

2016年11月15日

軽機負い革の試作




↑先日メッキしたナスカンが数個ありますので、早速負い革の試作をしました。今回はそのレポートです。↓



・・・と、その前に、上の画像をご覧ください。この軽機用負い革は、セカンド木村が6、7年前に製作、一部ヤフオクで販売していたものです。


↑それを製作した当時は、実物負い革はおろか、紙資料でさえ手元になかったので資料本より計測しておおよその実寸値を出して製作しました。


↑一方こちら、昨年PKさんからヤフオクで落札した実物です。


↑6、7年前に製作したもの(上)と、実物(下)の両者を並べてみました。






↑実物と比較して穴の数は多いものの(当時敢えて穴の数を増やした気がします)、驚くべきはベルト長と穴の位置、ベルト縫い部はその誤差が僅か数センチであるということ!うん、オレはやっぱり天才かも!?実物や紙資料が手元に無かったにもかかわらず、よくぞここまで正確に切り出したもんだ!!

・・・さて自惚れはここまでにして、実寸を出して行きましょう。

↑先ずは、「九六軽機取扱法」より属品の付図を拡大コピーします。これと実物との寸法を比較して、型紙を製作します。


↑実物の計測。これがとっても重要です。


↑寸法計測後は型紙を製作します。型紙製作は慎重さと集中力を要します。マズイ型紙を作るとその後の製品作りに影響します。


↑型紙製作完了です。ベルト類は比較的簡単なのですが、今回のものは3時間以上掛かりました。


↑ところで、軽機負い革はベルトの中央部で2本のものを1本に縫い付けられており、その縫い付け部というのが矢印で示した部分です。ちょっと分かりにくいので赤線で再現してみました。お互いの革を斜めに漉いた状態で重なり合い、縫い付けられている、ということになります。


↑ちなみに実物は?・・・あれ?漉き加工が無い・・。


↑当然、セカンド木村が以前に作ったものにも、無い。


↑新製品はこの部分もしっかりと再現します。とりあえずこの部分のみ試作として端材を用い、革漉き器でベルトを斜めにカットします。


↑こんな感じになりました。


↑斜め漉きされたベルト同士を上下から・・・


↑重ね合わせます。


↑目打ちで穴開け後、麻糸で縫います。


↑こんな感じになりました。




↑いい感じに仕上がりました。

縫い合わせ部の試作加工が上手くいったので、本格製作に入ります。

↑ベルト本体は予めカッティングしておいたものを用意します。



↑寸法通りにカットします。




↑型紙をベルトに押し当てて、ケガいていきます。


↑ベルトの角は面取りします。


↑その後、ヘリ落としでエッジをカットします。


軽機負い革の試作2へ続く。





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Posted by でくの房  at 13:35 │Comments(2)製作日記

COMMENT
以前、製作していただきましたが、ブログを見ている内にまた製作依頼したくなりました。
Posted by エイジアン at 2016年11月15日 20:56
有難うございます。
Posted by でくの房 at 2016年11月25日 21:42
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