CATEGORY:お知らせ・その他
2017年04月13日
新製品情報~!!
春ですね~。皆さんいかがお過ごしですか?
セカンド木村が暮らすここ倉敷も桜が満開であります。
暖かくなったので、お弁当を持って外出したくなる、そんな気分の皆様へでくの房@セカンド木村より気分あげあげな新製品情報を。
・・・とその前に
セカンド木村が暮らすここ倉敷も桜が満開であります。
暖かくなったので、お弁当を持って外出したくなる、そんな気分の皆様へでくの房@セカンド木村より気分あげあげな新製品情報を。
・・・とその前に
19年式軍衣袴量産品ですが、只今待ちが0人です!!今すぐご予約、製作に入れます。
5号Sサイズですが、在庫僅少となりました。お早目にご検討くださいませ。
そして・・・
明治軍帽のご予約のお客様、お待たせをしまして誠に申し訳ございません。
どうぞもうしばらくお待ちくださいませ。いつ入荷してもいいように、顎紐をせっせと製作、手ぐすね引いて待っております。
さて、本題へ。改めまして、新製品情報~!!
まずはこちらから。
水筒紐です。
いかかです?
この水筒紐、随分前より古鷹屋さんから「作りませんか?」とご依頼があったのですが、多忙を極めていた当時は余裕がなく製品化を断念してました。
しかしここに来てちょっと余裕が出てきたため製作と相成りました。新製品を産み出すには、やはり時間的余裕がないとダメですね。
水筒紐に関して少し解説します。
古鷹屋さんより仕様等の資料を提供していただき、それに則って実物と比較検証しながら切り出しています。
仕様書によりますと革の厚さは部位によって2.3ミリと2.6ミリを指定していますが、水筒紐のためだけにその厚さの皮革をあつらえるのはあまりに不経済なので全ての部位を2.5ミリに統一(2.5ミリは常時在庫)。
縫い糸も20/3を指定していますが、試作時にちょっと細く感じたので、いつもの16/3(当時品)に変更しています。
また、尾錠ですが、鉄製のものにラッカー塗装しています。
↑でくの房お得意の「茶」、「濃茶」の2色をご用意いたします。
価格は¥7000代を予定しています。
さてお次はこれ↓
刀緒~。
32年式軍刀用刀緒です。
正式な呼称は?・・・セカンド木村には分りません・・・。
余談になりますが、セカンド木村は子供の頃、イヤイヤ剣道と居合道を習わされたせいか、軍刀は今でも全く興味がなく、それに関する装具品は作らないだろう、と考えていたのですが、ある事がきっかけでお客様より刀緒の抜型をお借りしまして、今回製品化と相成りました。
製作は基となる資料用刀緒を分解することから始まりました。
これがまた難解で一番困ったのは、どのように縫ったのかが分からなかったのです。
普通、革製品の縫いには「始点」と「終点」があり、その部分は製品の表面に出ているので観察すればわかるのですが・・・この刀緒には始点も終点も見当たらない。つまり、どこから縫い始めてどこで縫い終わったのかが分からなかったのです。
メモを取りながら分解した刀緒の縫い穴と糸を辿り、観察することおよそ2時間余り、ようやくその製法が判明してきました。
↑その時のメモがこれ。そのまま製作手順のノートに貼り付けました。汚い字です。
さてそんなワケで刀緒は¥6000前後を予定しています。
・・・え?新製品情報とか言っておきながらオーダー再開はいつだ、ですって?
恐らく・・5月中には再開すると思います。
でくの房@セカンド木村