CATEGORY:村田銃負革

2012年06月26日

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編

さて、村田銃負革の製作ですが、ここからは「番外編」としまして負革の銃への装着方法を紹介したいと思います。

私の商品を購入して下さったお客様で、「装着方法が分からない」といったお問い合わせが時々ございます。嗤うなかれ、製作販売しているこの私も時々「アレ?どうだったっけ?」と思う事があるのです。

装着方法はその後の30年式、38式、99式へとそのまま継承されていきますので画像を追ってしっかりと確認しておきたいものです。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
先ずは銃の下帯と呼ばれる金具の環へ、ベルトを通します(ベルトの向きに注意)。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
ちなみに38式や99式には「つづみボタン」と呼ばれる金具が使用されています。こちらの方が皆さんもよくご存知かと思います。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
下帯へ通したベルトの先端を折り返し、遊革へ通します。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
そのままキュッとベルトを引っ張れば下帯への装着は完了です。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
さあ、問題はここからです。ベルトの先端から尾錠、遊革の順に通し入れたら負革止め金具へベルトを図のように通します。このとき、尾錠の向き(前後)、遊革(縫い目の上下)の向きに注意しながら作業を行います。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
負革止めを通したベルトの先端を再び遊革にくぐらせます。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
ベルト先端を遊革にくぐらせた後、図のように折り返し、今度は尾錠へくぐらせます。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
尾錠をくぐらせたら、尾錠の「爪」をベルト部に設けられている「尾錠抜き」と呼ばれるタテ長の穴へ通します。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
その後、長さ調節用の穴へ尾錠の「爪」を通します。

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
尾錠の向きを整えたら装着完了!

18年式村田銃の負革製作 その4 装着編
あとは遊革を可動範囲内で調節。革がしっかりと馴染むまでは当分掛かります。

以上で装着方法の紹介を終わります。

今回、負革の製作依頼と沢山の画像提供、ブログ上での使用を快諾して下さいました依頼者様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。有難うございました。





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Posted by でくの房  at 16:03 │Comments(0)村田銃負革

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