CATEGORY:製作日記

2015年06月05日

明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??

皆さんこんにちは、でくの房@セカンド木村です。

さて、数か月前より明治十九年式軍衣袴の量産化計画を進めておりました。
好評をいただいております明十九年式ですが、一番の難点は納期が極端に遅いことでした。ですが今回量産化が実現できれば比較的早い納品が可能になるのと、僅かですがテーラーメイド旧価格よりもお値打ち価格となります。
サンプルが上がって来ましたので画像を公開いたします!!こちらです↓
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
いかがです?この出来。量産品とは思えない仕上りになっていると思います。
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
襟部をアップしてみましょう。うん、なかなかの出来だと思います。実はこれ、襟芯をテキトーな代用品を使用したのでやや高さが足りていません。量産品は最低でもこれ以上のクオリティーを出します。
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
剣吊り部も問題ありません。位置が少し高すぎましたが・・。
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
内装もいい出来です。テーラーメイドと遜色ありません。
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
続いてズボンですが・・
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
こちらもテーラーメイドと比較して遜色ありませんね。
明治十九年式軍衣袴 量産化決定か??
後部の尾錠部もしっかりと再現できています。

いかがでしたでしょうか?
もちろん、量産品といえど袖章(兵~下士官)と肩章の連帯番号は選択できます!
気になる価格は??
上下セットで¥38000の予定です。もちろん袖章、肩章付です。
え?高いじゃないかですって?ナニをいいますお兄ぃーさん、これ国産品ですよ。もちろん生地も。
実はこれを仕立ててくださったのはセカンド木村の地元倉敷の某業者さんで、消防や警察など公官庁へ被覆類を収めている業者さんなんです。だからこのハイクオリティーが可能となったんですね。
さらに付け加えますと、紺ウール生地ですが、これは北陸地方の業者さんが織った生地を関西地方の業者さんが縮絨、という大変手の込んだもので、さらにさらに、緋色の生地や裏地、金具やボタンに至るまで徹底的に日本製を使用しております(もちろん今までもそうでしたが)。もうここまで来たら支那製品への対抗意識ムキ出しですな(笑。

内需拡大のためにも「國産品をつかいませう」

・・・まあ、そんなことばかりも言ってはおられないのですが・・・。

あ、ちなみにサイズは5、4、3号(S、M、L)を予定しています。
順調に計画が進めば7月か8月には販売できるかと思います。

今回、量産化が決定しましたらテーラーメイド品の価格も変更します。少々お高くなりましたが、正直、今までがちょっと安すぎた気もします。工房が健全経営を維持して新商品や良品質商品を販売し続けるためにも、どうぞご理解いただけたらと思います。

みなさん、どうぞよろしくお願いします~!!

でくの房@セカンド木村




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Posted by でくの房  at 22:23 │Comments(0)製作日記

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