CATEGORY:資料品の紹介
2012年08月03日
空母蒼龍 柳本柳作艦長 個人感状 その1
今回紹介します資料画像には個人名が記されていますが、遺族の方の許諾を得ています。
ここに、遺族の方からお借りした柳本艦長自筆と思われる個人感状が在りますので紹介したいと思います。
柳本柳作大佐(当時)は空母蒼龍艦長としてミッドウェイ海戦に臨み戦死された(のち少将に進級)旧日本海軍の軍人です。
ミッドウェイ海戦の2か月前、インド洋作戦(昭和17年4月~)時に行われた英国艦船及び港湾施設に対する日本軍機動部隊の活躍は世界海戦史にその名を刻むほどの活躍ぶりでしたが、僅かとはいえ、我が方にも損害が生じています。
4月5日、英重巡ドーセットシャー、コーンウォールを撃沈し勢いに乗る攻撃隊は9日、セイロン島ツリンコマリの在泊艦船、陸上施設を攻撃のため零戦隊、艦攻隊が出撃(艦爆隊は英空母撃滅の為発進せず)、その後、榛名の水上偵察機より英空母発見の入電があり、二次攻撃隊として零戦6機、艦爆85機が発進し見事、空母ハーミス、駆逐艦バンパイアーを撃沈しました。
この時に、艦爆隊の一部が他の英艦船(商船3、哨戒艇1)を攻撃、撃沈していますが、退避行動中にスピットファイアーに撃墜されてしまいました。手元にある雑誌資料によると艦爆4機、零戦1機が失われていることになっています。
この撃墜された艦爆4機の内に今回紹介する「寺元英已(てらもとひでみ)」氏が偵察員として搭乗していました。
寺元氏の戦死後、作戦行動時に中隊指揮に当っていた「池田正偉」大尉(海兵61期、昭和18年4月オロ湾上空で戦死)から遺族宛てに以下の感状が送られました。
池田大尉の感状によりますと「・・・(寺元氏は)布哇(ハワイ)大空襲に参加し真珠湾上を縦横に活躍し・・・」と、真珠湾攻撃時の活躍ぶりが記されていますが、手元雑誌資料には「発動機不調の為不参加」となっています。
「・・ハーミス攻撃のため・・勇躍発艦・・・(しかし)蒼龍隊は・・・商船2隻及哨戒艇1隻を攻撃・・・」とありますがほぼ史実と一致しています。
「・・・撃沈し終りて集合せんとするや突如敵スピットファイヤ戦闘機九機の来襲を受け候」とあります。
その2へ続く。
ここに、遺族の方からお借りした柳本艦長自筆と思われる個人感状が在りますので紹介したいと思います。
柳本柳作大佐(当時)は空母蒼龍艦長としてミッドウェイ海戦に臨み戦死された(のち少将に進級)旧日本海軍の軍人です。
ミッドウェイ海戦の2か月前、インド洋作戦(昭和17年4月~)時に行われた英国艦船及び港湾施設に対する日本軍機動部隊の活躍は世界海戦史にその名を刻むほどの活躍ぶりでしたが、僅かとはいえ、我が方にも損害が生じています。
4月5日、英重巡ドーセットシャー、コーンウォールを撃沈し勢いに乗る攻撃隊は9日、セイロン島ツリンコマリの在泊艦船、陸上施設を攻撃のため零戦隊、艦攻隊が出撃(艦爆隊は英空母撃滅の為発進せず)、その後、榛名の水上偵察機より英空母発見の入電があり、二次攻撃隊として零戦6機、艦爆85機が発進し見事、空母ハーミス、駆逐艦バンパイアーを撃沈しました。
この時に、艦爆隊の一部が他の英艦船(商船3、哨戒艇1)を攻撃、撃沈していますが、退避行動中にスピットファイアーに撃墜されてしまいました。手元にある雑誌資料によると艦爆4機、零戦1機が失われていることになっています。
この撃墜された艦爆4機の内に今回紹介する「寺元英已(てらもとひでみ)」氏が偵察員として搭乗していました。
寺元氏の戦死後、作戦行動時に中隊指揮に当っていた「池田正偉」大尉(海兵61期、昭和18年4月オロ湾上空で戦死)から遺族宛てに以下の感状が送られました。
池田大尉の感状によりますと「・・・(寺元氏は)布哇(ハワイ)大空襲に参加し真珠湾上を縦横に活躍し・・・」と、真珠湾攻撃時の活躍ぶりが記されていますが、手元雑誌資料には「発動機不調の為不参加」となっています。
「・・ハーミス攻撃のため・・勇躍発艦・・・(しかし)蒼龍隊は・・・商船2隻及哨戒艇1隻を攻撃・・・」とありますがほぼ史実と一致しています。
「・・・撃沈し終りて集合せんとするや突如敵スピットファイヤ戦闘機九機の来襲を受け候」とあります。
その2へ続く。
何も知らなかったので不思議な気分でしたが、勉強になりました。
ありがとうございます。
書き込み有難うございます。
他にも艦長自筆の画像が残っていたと思います。ご希望でしたらご連絡ください。
是非お願いします。
それからもし他にもご存知の事があれば良ろしければ教えていただきたいです。
ご返信を有難うございます。
それでは恐れ入りますがサイドバーにあります「オーナーへメッセージ」からメール連絡下さい。
コメントを有難うございます。
大戦期間中の空母艦長に「池田」姓の方は居られないようです。艦長以外の重要な役職に就任されていたかもしれませんね。
お力になれず申し訳ありません。