CATEGORY:弾薬盒
楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2013年12月24日
前盒の試作 その8(最終回)
♪メリー・クリスマス♪・・・・あれ?誰ですか?聖夜だというのに日本軍の弾入れを見ているのは・・・。
いえいえ、とんでもない、皆さま当ブログをご覧くださいまして有難うございます。クリスマスだからって、かんけー無いですよねえ。どうってこと無いですよねえ??・・・昔はそんなこと考えていたセカンド木村も今はアラサー後半の2児のパパ。プレゼントだのケーキだのって、子供たちの喜ぶ姿を想像するとなんだかこちらも嬉しくなって、その準備を進めてしまいます!
さてさて、いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。
現在でくの房には、修理、注文のご依頼が大変多く(有難うございます)、来年の4月頃まで手一杯の状態であります。
前盒のレポートを何とか年内に終えておきたい、と少々焦っております
では、前盒の試作最終章を以下にご紹介します。
縫製編 2(最終)

つなぎ革を本体に縫いつけます。

位置がずれないように縫い針で仮に固定して縫っていきます。

縫付完了。

つづいて、仕切革を縫いつけていきます。

この端面から縫い始めます。

この部分は特殊(でもないか?)な縫い方で、仕切革にナナメにあけられた縫い穴を通して順次縫い続けていきます。

ぐるり、と体の底面を通ってあと2、3目で終了。

最後まで縫ったら2目もどって糸を切ります。

完了。さて・・・ツラはあっているかな?

・・・まずまずの出来かな?精度は実物には及びませんが、今回はこの辺が限界かな?って感じです。
左右2個縫いつけます。

お次は蓋を体に縫いつけます。

この時も、位置がずれないように縫い針で仮固定しています。

縫付完了。

さて、このパーツで「オーラス、恋人選び」。止革を縫いつけます。

蓋の上に片側を縫いつけたら・・・

蓋止革を挟みこんで、

止革のもう一方を縫いつけます。

完了!!

ちなみに蓋止革ですが、何らかの拍子に矢印の方向に引っ張られても簡単には抜け落ちないような構造になっています。デザインだけでなく、機能面に於いても優れた設計をなされているのが伺えます。
完成画像をご覧ください↓



蓋を開ければ内側も表革。高級感があります。↑


2個並べるとより見栄えがしますね。
以前に工房で製作した品々と並べてみました!↓

・・・で、やっぱり身に付けてみました(笑)


Photo by 嫌がる妻

前盒を製作するにあたって、失敗した革の数々・・・可能な限り再利用します。

こちらは失敗した型紙の数々・・・労力が詰まっているものだけに廃棄処分は正直気が重い。
しかし「決定版」と混在してはいけないので泣いて馬謖を斬る思いで処分しました・・・。

こちら、最初に製作して最後まで生き残った「帯革通」と「止革」の型紙。これ以外のパーツは全て手入れ直しを行ったことになります。
さて、長期間に渡って前盒の製作レポートをしてきまして、漸く完成にこぎつけました。
しかし個人工房は量産が効かないのが泣き所。価格も1個当たり¥8500以上に設定する予定です(既にご注文、仮ご注文を承っているお客様は旧料金です)。
もし数カ月待ってもOK、という方はご遠慮なくこちらまでお問い合わせください。
次回は、軽機弾倉嚢をレポートします。
でくの房@セカンド木村
いえいえ、とんでもない、皆さま当ブログをご覧くださいまして有難うございます。クリスマスだからって、かんけー無いですよねえ。どうってこと無いですよねえ??・・・昔はそんなこと考えていたセカンド木村も今はアラサー後半の2児のパパ。プレゼントだのケーキだのって、子供たちの喜ぶ姿を想像するとなんだかこちらも嬉しくなって、その準備を進めてしまいます!
さてさて、いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。
現在でくの房には、修理、注文のご依頼が大変多く(有難うございます)、来年の4月頃まで手一杯の状態であります。
前盒のレポートを何とか年内に終えておきたい、と少々焦っております

では、前盒の試作最終章を以下にご紹介します。
縫製編 2(最終)
つなぎ革を本体に縫いつけます。
位置がずれないように縫い針で仮に固定して縫っていきます。
縫付完了。
つづいて、仕切革を縫いつけていきます。
この端面から縫い始めます。
この部分は特殊(でもないか?)な縫い方で、仕切革にナナメにあけられた縫い穴を通して順次縫い続けていきます。
ぐるり、と体の底面を通ってあと2、3目で終了。
最後まで縫ったら2目もどって糸を切ります。
完了。さて・・・ツラはあっているかな?
・・・まずまずの出来かな?精度は実物には及びませんが、今回はこの辺が限界かな?って感じです。
左右2個縫いつけます。
お次は蓋を体に縫いつけます。
この時も、位置がずれないように縫い針で仮固定しています。
縫付完了。
さて、このパーツで「オーラス、恋人選び」。止革を縫いつけます。
蓋の上に片側を縫いつけたら・・・
蓋止革を挟みこんで、
止革のもう一方を縫いつけます。
完了!!
ちなみに蓋止革ですが、何らかの拍子に矢印の方向に引っ張られても簡単には抜け落ちないような構造になっています。デザインだけでなく、機能面に於いても優れた設計をなされているのが伺えます。
完成画像をご覧ください↓
蓋を開ければ内側も表革。高級感があります。↑
2個並べるとより見栄えがしますね。
以前に工房で製作した品々と並べてみました!↓
・・・で、やっぱり身に付けてみました(笑)
Photo by 嫌がる妻
前盒を製作するにあたって、失敗した革の数々・・・可能な限り再利用します。
こちらは失敗した型紙の数々・・・労力が詰まっているものだけに廃棄処分は正直気が重い。
しかし「決定版」と混在してはいけないので泣いて馬謖を斬る思いで処分しました・・・。
こちら、最初に製作して最後まで生き残った「帯革通」と「止革」の型紙。これ以外のパーツは全て手入れ直しを行ったことになります。
さて、長期間に渡って前盒の製作レポートをしてきまして、漸く完成にこぎつけました。
しかし個人工房は量産が効かないのが泣き所。価格も1個当たり¥8500以上に設定する予定です(既にご注文、仮ご注文を承っているお客様は旧料金です)。
もし数カ月待ってもOK、という方はご遠慮なくこちらまでお問い合わせください。
次回は、軽機弾倉嚢をレポートします。
でくの房@セカンド木村