CATEGORY:資料品の紹介

2014年05月11日

でくの房 スリングコレクション その2

その1の続きです。

でくの房 スリングコレクション その2

⑤2式小銃テラ用負革のアップ画像↓
でくの房 スリングコレクション その2
こちらベルト本体につづみボタン、尾錠、巾違いの遊革、そして旧軍独特のナスカンが付属しています。

でくの房 スリングコレクション その2
鉄製のクダ尾錠はベルト本体に縫い付けられています。ナスカンの状態も良いです。

でくの房 スリングコレクション その2
2式テラは所持していませんので再び99式に取り付けてみます。

でくの房 スリングコレクション その2
ナスカンを「床尾負革止」に引っ掛けるだけなので装着はとってもカンタン!今までの負革のように「尾錠の向きがこっちで・・・あれ?遊革が先だったかな?」なんて迷うことがありません(笑)

でくの房 スリングコレクション その2
装着完了。何度も書きますが、実物同士はやっぱりイイです。

でくの房 スリングコレクション その2
床尾付近のアップ画像。
でくの房でナスカンを製作出来たら是非販売したい一品ですネ。


引き続き⑥小銃用負革(布製、フック仕様)のアップ画像を見てみましょう。
でくの房 スリングコレクション その2
こちら付属金具類が全て布ベルト本体に縫い付けられています。部品がバラバラになることが無いので管理は楽(?)だったかもしれません。

でくの房 スリングコレクション その2
尾錠は鉄製の黒染めで調節用のツメはありません。いわゆる帆型、反り尾錠と呼ばれるものです。

でくの房 スリングコレクション その2
このタイプの負革のみに見られるフック状の金具。手前の物は実物のリペイント品。

でくの房 スリングコレクション その2
検印がありますが難読です。

でくの房 スリングコレクション その2
38式に装着してみましょう。フック金具を負革止に引っ掛けるだけなので、取り付けはとってもカンタン。

でくの房 スリングコレクション その2
装着完了。

でくの房 スリングコレクション その2
床尾付近のアップ画像。
この負革は金具を引っ掛けるだけなのですが、簡単に外れることも無さそうです。金具の形状はよく考えられた設計がなされているのが伺えます。これを模したレプリカ品が現在も販売されていますが、実物は布ベルトのコシが大変強く、レプリカ品と比べ厚み、巾も太く、しっかりとした作りのものでした。

さてお次はお待たせしました~。⑦96/99式軽機関銃用負革(布製、ナスカン仕様)のアップ画像です。
でくの房 スリングコレクション その2
布ベルト本体にナスカンが両端に1個づつ、尾錠、布製遊革が2個付属しています。

でくの房 スリングコレクション その2
99式軽機(KTW社製)に取り付けてみましょう。

でくの房 スリングコレクション その2
こちらもナスカンを引っ掛けるだけなので装着はとっても簡単です。

でくの房 スリングコレクション その2
装着完了。

でくの房 スリングコレクション その2
アップ画像。このナスカンは取り付けには手間が掛からないのですが、実際の運用時にはナスカンと床尾木部とが干渉し、床尾木部にキズが付いてしまうと思います。

でくの房 スリングコレクション その2
せっかくなので防楯板(米国製、借り物)を用意しました(笑)。とってもカッコイイでしょ。

さてさてお次はラスト、⑧96/99式軽機関銃用負革(布製、フック仕様)
のアップ画像です。
でくの房 スリングコレクション その2
こちら金具が「ナスカン」ではなく、「フック」形式になっているのが特徴です。

でくの房 スリングコレクション その2
金具部のアップ画像。

でくの房 スリングコレクション その2
ナスカンとの比較。全く形状が異なります。布ベルトの色合いも微妙に異なります。

でくの房 スリングコレクション その2
⑦との比較。ベルト全長と巾と厚み、遊革、尾錠、全て同じです。違うのは引っ掛ける金具だけです。

でくの房 スリングコレクション その2
では99式に装着してみましょう。フック部をこのように引っ掛けて・・・

でくの房 スリングコレクション その2
やや後方へスライドさせます。これでOK。

でくの房 スリングコレクション その2
装着完了。

でくの房 スリングコレクション その2
アップ画像。見かけはナスカンタイプと何ら変わりませんね。

でくの房 スリングコレクション その2
「タ・タ・タン」と射撃音が聞こえてきそうです。7.7ミリはもっとうるさいか・・??


さて、以上でスリングコレクションの紹介を終わりたいと思います。今回も最後まで読んで下さった皆さま、有難うございました。

ここに紹介したスリング類は現在でも入手可能なものも多く含まれています。なので「わざわざブログにUPするほどの物か!」という声が聞こえてきそうですが、スリングのみに特化、紹介したHPをあまり見たことがありません(海外にはあります)でしたので、あえて今回このように編集(という程でもありませんが)させていただきました。

ともすれば我々は銃器本体ばかりにのみ目が行きがちで、スリング類は二の次三の次になってしまいがちです。銃器あってのスリングなので当然と言えば当然ですが、スリングを装着し、より表情の増した我が銃を愛でるのも味わい方の一つでもあるとセカンド木村は考えます。

そんなワケでこの記事を読んでスリングが欲しくなったそこのあなた!・・・どうぞでくの房へのご注文をお待ちしております(結局はそこか!)

でくの房@セカンド木村




同じカテゴリー(資料品の紹介)の記事画像
八九式重擲弾筒用弾嚢 試作版 レポート
自分のことをする 2 続々
自分のことをする 2 続
自分のことをする 2
ナスカンにまつわる謎 その4 九九式短小銃編
ナスカンにまつわる謎 その3 軽機 百短編
同じカテゴリー(資料品の紹介)の記事
 八九式重擲弾筒用弾嚢 試作版 レポート (2020-04-28 13:00)
 自分のことをする 2 続々 (2020-04-22 17:05)
 自分のことをする 2 続 (2020-04-15 15:39)
 自分のことをする 2 (2020-04-13 16:12)
 ナスカンにまつわる謎 その4 九九式短小銃編 (2017-08-14 20:28)
 ナスカンにまつわる謎 その3 軽機 百短編 (2017-05-05 16:32)

Posted by でくの房  at 16:26 │Comments(2)資料品の紹介

COMMENT
いや、いや、素晴らしい。特殊形状のナスカンを是非とも製品化していただきたいです。
Posted by 桜・桜・桜 at 2014年05月11日 23:08
桜・桜・桜様

有難うございます。ナスカンは多くの旧軍ファンの皆様が待ち望んでおられるようです。何とか製品化を実現したいと思っております。
Posted by でくの房@セカンド木村 at 2014年05月12日 21:59
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。